クラシック音楽のコンサート全般に共通したことなのですが、
「拍手のタイミング」が、オペラ鑑賞のマナーでいちばん多く話題になります。
ときどきひとりで張り切って
「ブラヴォー!ブラヴォー!」
って叫んでる人いますが、
作品によっては、
途中で言ってはいけないものもあるのです。
例えば、ワーグナーは、1幕全部途切れなく作っていますので、
幕の途中で「ブラヴォ」を入れるのはNG。
そこは、やはり、作曲家の考えに反してしまうので、みんな言わないのです。
公演によっては、劇場の入り口で配られるキャスト表に、
「作品の性格上、各幕切れの拍手は上演効果を損なわないよう、
音楽が完全に終わりきるまでお控えくださいますよう、ご協力お願いいたします」
とわざわざ記載されていることもあります。
これは、オペラは特にアリアのあとに拍手をする習慣があるのですが、
この注意書きは、
熱心なオペラファンが、アリアの終わり、
または幕切れの音を知っているということを誇示するためか、
狙い打ちで拍手する行為に対しての注意喚起だと思われます。
アリアのあと、または各幕切れの拍手のタイミングが早すぎる、
もしくは曲にかぶさっていることはマナー違反と指摘されることが多いのです。
意図的にフライングした拍手は、
多くの人が鑑賞しているなかで迷惑な行為だと思います。
オペラ鑑賞の初心者の方は、最初は、まわりの様子を見てからの方が、
拍手を送るのが、いいと思いますね。
*まめ知識・・・。
「ブラヴォ」って掛け声を掛けますが、
女性には、「ブラヴィ」
カーテンコールで全員出たときは複数形で、「ブラヴァ」です。