オペラの歴史


オペラの歴史

オペラの歴史

オペラのルーツを探ってみますと、
それは古代のギリシアへ行き着きます。




さらに、オペラは、西暦900年代頃から
ヨーロッパで聖書に因じた物語を、・独唱、合唱、そして
単純な器楽伴奏で演奏して演じられてきた
「典礼劇」が、その祖先に含まれます。

13世紀から14世紀にかけて「奇跡劇」へと発展し、
ヨーロッパ各地へと広まって行きます。

やがて、オペラ
を生み出すイタリアでも「神聖劇」という名で、
オペラやオラトリオの先祖になって行きました。


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さて、「神聖劇」という、この宗教劇は、
1400年頃には教会の外へと出て行く事になります。

音楽とスペクタクルが合わさった出し物として考えた時、
この宗教劇は、当時の人々には強くアピールしたはずです。

さて、いよいよ「オペラの誕生」です。現代の研究では、様々
な異論もあるようですが、いまから約400年前のこと。

日本では関が原の戦いが行われているちょうど同じ頃、
イタリアのフィレンツェでオペラが生まれたと言われてます。。

当時、 イタリアは文芸復興(ルネサンス)の運動が華やかな時代。


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バルディ伯爵という貴族のパトロンのサロンに、作家や音楽家や
詩人などといった、いわゆる知識人たちが、集まって、
新しい芸術を生み出そうと議論を重ねていたそうです。。

この知識人グループ「カメラータ」と呼ばれ、
1570年頃から92年頃まで活動したと伝えられています。

彼らが、古代ギリシアのドラマの復興を目指して、
生み出した作品群を「最古のオペラ」「オペラの誕生」と
呼ぶのが通説となっています。

「カメラータ」の目標は、ギリシャ悲劇を復興しようというものでした。
彼らの主張では、ギリシャ悲劇は、ドラマを朗誦するのではなくて、
歌っていたらしいというのでした。

そして、コルシとペーりによる《ダフネ》が、試行錯誤の上、生まれました。

しかし、《ダフネ》は、残念ながら1部分を除いて紛失してしまいましたので、
1600年(=関が原の戦い)に初演されたペーりの《エウリディーチェ》が、
全曲楽譜が残されている最古のオペラという事になります。

ですから、このように、
オペラは、もともとギリシャ悲劇を復興しようとした中で生まれたため、
《オルフェオとエウリディーチェ》《ダフネ》《オルフェオ》など、
ギリシャ悲劇に題材をとった真面目な作品が多かったのです。


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また、王様や貴族などの全面的な庇護を受けてい
たので、物語の最後は王様の偉大さを讃えて幕がお
りるというハッピーエンドでなければならなかった。
そんなわけで、物語はどうしても単純になりがちでした。

そこで、聴衆を飽きさせないために、
その装置は、段々大がかりになりました。

オペラが盛んに上演されるようになると、
早変わりや空中を飛ぶなどといった、
市川猿之助のスーパー歌舞伎のような舞台も上演されるようになりました。。

その頃、クラウディオ・モンテヴェルディという、
画期的なオペラの天才がイタリアのマントヴァに生まれました。

本拠をヴェネツィアに移した後に発表した、
《オルフェーオ》《ウリッセの帰還》《ポッペーアの戴冠》などは、
大変な評判になりました。

1637年に、
入場料を取って一般の人たちに観せる商業的な劇場ができるようになると、
王侯貴族のものだったオベラは、裕福な商人など一般市民の問にも
広がって、大きな転換期を迎え、ギリシャ悲劇からしだいに人間的
な愛などの、感情を表現するものに内容も変わっていきました。


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以後オペラは、益々、刺激的な愛や英雄物語など、
ドラマティックなものになっていくのでした。