『トリスタンとイゾルデ』は、ワーグナーの3幕の舞台音楽であり
1857年から1859年にかけて作曲されました。
ワーグナーが、「ローエングリン」を完成させたのち、
政治犯として追われてスイスのチューリッヒに逃れた時に、
ワーグナー夫妻に家を提供したのが、
裕福な商人のオットー・ヴェーゼンドンクです。
この約4時間にわたる長大なオペラは、この時に、すでに、夫妻関係が冷えた
状態のワーグナーと同じように夫ヴェーゼンドンクから心が離れていた
妻ミンナとのかなわぬワーグナーの愛の苦悩が、このオペラ
『トリスタンとイゾルデ』に全て注がれてました。
『トリスタンとイゾルデ』は、オペラの内容で倫理に挑み、音楽では、
調性に挑み、オペラを総合芸術として捉え直し、音楽、言葉、劇内容などを
いっそう融合させた「楽劇」を目指し、西洋音楽史全体にとっても意味を
持つ作品だと言えます。
演奏会形式で上演された、
トリスタンとイゾルデの中で最も劇的で官能的な第2幕を収録。
名指揮者、クラウディオ・アバドとヴィオレタ・ウルマーナや藤村実穂子、
ルネ・ペーパら名歌手による「トリスタンとイゾルデ」。
トリスタンとイゾルデが愛を語らい、死を待ち焦がれるという
もっとも劇的で官能的な世界をたっぷりと楽しめる。
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